[TOPICS] 慶應通信 / 入試 / 願書 / 志望理由書 / 論評 / 小論文
志望理由書(論評)って何をどうやって書けばいいの?
私もとても苦戦しました...。
合否の基準ははっきりと分かりませんが、自分なりに気を付けたポイントを紹介するので、参考にしてみてください。
こんにちは(´▽`)
しょーわです。
慶應通信へ出願をご検討中の皆さん。
願書を購入・取り寄せたはいいものの志望理由書をみて「何をどう書けばいいんだろう」とお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私が出した結論は慶應通信を志望する動機、興味のある分野に関わる書籍を選ぶことです。
学びたいことがあるから、慶應通信を志望したわけで書類に一貫性がでること。
なにより興味を持っている分野なので前向きに読書ができ、論評作成に取り組めます!
合否の基準はわからないので「これで合格します!」とは言えませんが、私なりに論評に使用する書籍の選び方、論評の書き方をまとめましたので、参考にしてみてください。
少しでも皆さんのお役に立てればと幸いです。
書籍の選び方
さっそくですが、私が書籍を選んだポイントをご紹介します!
「志望した学部・類で何を学ぼうとしているのか」に書いた動機に関連するテーマの書籍であること。
何を書いたかというと、「家庭が貧しく高校を中退し、この歳で大学進学を望めるようになり、学問に取り組みたい」といった趣旨を過去の学習経験に絡めて書きました。
↓↓私が選んだ書籍はこちら↓↓
まんまです(笑)
慶應通信を志望する動機、興味のある分野に関わる書籍を選ぶことで、論評作成も前向きに取り組めますし、一貫性も出ると思うのでぜひ参考にしてみてください。
論評の書き方
まずは、参考にした書籍をご紹介します。
参考書ではテキスト批評の構成を下記のように定義しています。
1.目的の提示
2.要約
3.問題の提起
4.議論
5.まとめ
「これ、720文字じゃ収まらなくない?」
私は書籍のうち、1章に絞ったうえで反論をせず作成することにしました。
1.書籍の概要と批評する章(目的の提示)
2.著者の主張と根拠(要約・問題提起)
3.賛成意見と理由(議論・まとめ)
私が提出した論評(707文字)
そして完成した論評がこちらです!
よく見たら、4行目で脱字ありますね(笑)
正:以下において
誤:以下おいて
清書したときに直したかどうか、記憶が定かではないので残していたデータのままで掲載します。
本書は「社会活動、経済活動において全ての人に参加の機会が与えられているか」という課題に対し、性別・教育・結婚・世代間・地域間・身体的要因といった6つの視点から、平等性と経済効率を考慮しつつ「機会の格差」について論じている。
以下おいて、第3章「教育の機会不均等(92ー127頁)」の要約を行い、それについて批評することとする。
著者は本章で最終的に『家計の所得間格差が子どもの教育格差に直結するような状況を招いている(122頁)』とし、「教育格差拡大を防ぐために高等教育に対しての公的支出を増やすべきだ」と主張している。
その主張を支える根拠は本書中では2つあげられている。
1つめは「親の所得差による大学進学率の差(105頁)」である。
親の所得と大学進学率の高低は連動しており、低所得と高所得の大学進学率の差は大きく、私立ではその差がより顕著となっている。
2つめは「教育投資における1人あたり公財政支出(117頁)」である。
日本・アメリカ・イギリス・フランス・ドイツの5カ国で教育に対する公財政支出を比較した際、日本は義務教育においては5カ国平均と同水準だが、高等教育においては各国の支出額と比較し著しく低い水準となっている。
さて、以上で要約したように第3章における著者の「教育格差拡大を防ぐために高等教育に対しての公的支出を増やすべきだ」という主張に対して私は賛成である。
なぜなら、現在の日本では「学歴」が新卒・中途を問わず、職業選択の障壁になっており、高等教育への参加機会が最終的に結果(収入)の格差に繋がっていると考えているからである。
以上の理由により、筆者が主張する高等教育に対する公的支出の増加には賛成である。
まとめ
ここまでご覧いただきありがとうございます(´ω`*)
繰り返しになりますが、私が意識したことは2点です。
・慶應通信を志望する動機、興味のある領域に関わる書籍を選ぶ
・720文字に収めるため、批評する章(パート)を絞り込む
みなさんのご健闘をお祈りしています!